基礎から学ぶPDF 編集 ソフトについて
PDFファイルを思うように編集できるともっとパソコンを使った業務が楽しくなると思います。センスよりも継続していく忍耐力が大事です。
併せてこの言葉も覚えてここまでわかれば怖いものなしおこう。
パソコンの世界では、この単語が頻繁に使われるので、ここでしっかりとマスターしておいてほしい。
さて、バイトの基礎知識が身についたと思われるので、メモリ(=RAM)の話に戻ることにしよう。
前述の表で示した通り、1MBは約100万バイトであるので、「メモリ8MB」とは、半角文字であれば約八〇〇万文字の分量の文書を記憶することができることになる。
また、漢字や平仮名などの日本語(=全角文字)の場合ならば、その半分の四〇〇万文字の文書をメモリに記憶することができることになる。
これは、本書が約三〇冊記憶できる分量だ。
「へえー、すごいな」と感心したいところだが、現実はそうではない。
第2章で解説したように、メモリ(=RAM)には、文書だけでなく、OSやアプリケーションソフトのプログラムなども併せて記憶させなければならないからだ。
つまり、ウィンドウズなどのOSとワープロソフトなどのアプリケーションソフトをメモリに記憶したあとで余った、残り分の量しか記憶することができないのだ。
そのため、メモリの記憶容量が足りないと、わずかなページ数の文書しかワープロソフトに人力できないとか、プログラムをメモリに記憶しきれないためにソフトが起動できない(=動かすことができない)といった、さまざまな問題が生じる。
これが、メモリ不足とかメモリオーバーと呼ばれる症状だ。
ウィンドウズは、こうした問題が起きないようにするために、ハードディスクの一部をメモリの代わりとして使うことができるようになっている。
これを仮想メモリという。
たとえば、8MBのメモリのうち、すでに6MBのメモリを使ってしまっている場合、メモリの残りは2MBしか存在しないことになる。
この時点で、3MBのメモリを必要とするプログラムを動かすには、どうしてもメモリの空きを2MBから3MBにまで広げなければならないはずだ(そうしないとメモリ不足となるため)。
そこで、ウィンドウズというOSはどうするかというと、現在メモリに記憶されている6MBの情報(=プログラムやデータなど)の一部をハードディスクに一時的に移動させて、3MBの空きを強制的に作り、ここに3MBのメモリを必要とするプログラムを記憶させるようにしているのだ(仮想メモリは、メモリ不足になりそうになったときに、OSが自動的に作成してくれる)。
ここで問題となるのが処理スピードだ。
たとえば、「BOY=少年」という情報を頭(=メモリ)の中に常に記憶しておけば、BOYという単語が出てきた時点で、瞬間的にその意味を理解することができる。
だが、頭(=メモリ)の中に記憶することができなければ、メモ帳(=ハードディスク)のようなものに記録して、この単語が出てくるたびに、そこから情報を引き出さねばならない。
つまり、ハードディスクを利用した仮想メモリは、CPUが処理する時間が、RAMのようなメモリと比べて極端に遅いのである。
そのため、仮想メモリを使う必要のないくらいメモリの容量を増やせば、パソコンのスピードは飛躍的に向上する。
特に、現在パソコンショップなどの店頭に並んでいるパソコンは、メモリを8MBしか積んでいないものが多い。
実は、この8MBという大きさは、ウィンドウズが最低限使えるようになるための容量でしかないと思っていただきたい。
そのため、このパソコンは、仮想メモリを頻繁に使わなければならなくなるので、たとえペンティアムのような高性能なCPUを搭載したパソコンであったとしても、処理スピードが極端に遅くなってしまうのである。
ペンティアムの能力が遺憾なく発揮できるようにするためには、メモリを16MB以上にする必要がある。
もちろん、16MBでも頻度は少なくなるが、仮想メモリは使われる。
この16MBという容量は、ペンティアムに限らず、他のCPUを搭載したパソコンに対しても同様にいえる。
ただし、メモリをたくさん増やせば、その分だけ目に見えて速くなるかというと、そういうわけでもない。
最適なメモリの量は、使うソフトの種類や本数によって微妙に変わる。
ワープロソフトのような一般的なものは16MBで十分だが、静止画(絵や写真など)や動画(映画のような動く映像)などのグラフィックをメインとして扱うソフトの場合は、24MB以上はほしい。
メモリを増やす(これを増設という)には、現在使っているパソコンに合ったメモリ(=RAM)をパソコンショップなどで購入しなければならない。
メモリには、いくつかの種類があるが、現在パソコンで使われている一般的なメモリはSIMM(シム)と呼ばれるものがほとんどだ。
ただし、SIMMなら何でもOKというわけではない。
パソコンの種類によって、使えるものと使えないものがあるので、購入の際には十分注意する必要がある。
メモリ不足/オーバーメモリ…メモリ(=RAM)の記憶容量が足りなくなること。
メモリ不足に陥ると、データが入力できなくなったり、ソフトが起動できなくなったりする。
これを回避するために、仮想メモリというのがある。
仮想メモリ…ハードディスクの一部をメモリの代わりとして代用することで、RAMの不足分を補うこと。
いまのパソコンには、処理スピードを向上させるさまざまな技術が用いられている。
その一つが、キャッシュメモリだ。
「CPU十RAM=頭脳」でおわかりのように、CPUとRAMの間には、さまざまなデータのやりとりが行われている。
このとき、同じデータを何度も繰り返し使うことが多い。
たとえば、本書の場合は「パソコン」という単語が頻繁に登場する。
そこで、このデータをRAMよりも高速に記憶できる特殊なメモリに記憶させれば、パソコンの処理スピードはさらに向上することになる。
そのためのメモリがキャッシュメモリだ。
キャッシュメモリは、CPUとRAMの中間に位置しており(つまりCPUとの距離が短い、SRAMという高価なRAMでできている。
つまり性能がよい。
ちなみに、一般的なRAMは、DRAMという種類のもの)。
ただし、キャッシュメモリは、256KBとか512KBのように、RAMと比べて記憶できる容量が極端に少ない。
仮にキャッシュメモリが256KBとしたら、16MBのRAMと比べて六四分の一しかないことになる。
しかも、キャッシュメモリは、容量をオーバーすると、一番最初に記憶したデータを次々と消去して、新しいデータを記憶するようになっている。
つまり、その性能を発揮できることもあるし、そうでないことも十分あり得るわけだ。
そのため、金銭的な余裕がない方は、キャッシュメモリを増やすよりも、当面はRAMの記憶容量を増やした方が賢明だろう。
ちなみに、ペンティアムのような高性能なCPUは、CPUの内部にもキャッシュメモリを内蔵している。
つまり、この場合はCPUの内と外の二種類のキャッシュメモリが存在することになる。
そのため、CPUの内部にあるキャッシュメモリとは別物という意味で、最近では二次キャッシュメモリと呼ぶようになってきた。
ただ、CPUの内部に備わっているキャッシュメモリは16KBのような微々たる容量なので、単純にキャッシュメモリといえば、二次キャッシュメモリのことを指すと思えばよいだろう。
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